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家電のプロが教える! 機能、コスト…自分にぴったりの加湿器の選び方とチェックポイント

All Aboutガイドが加湿器の選び方を教えてくれます!

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日本の冬の必須アイテム、加湿器。最近は、デザイン性の高い製品やコンパクトな製品など、さまざまな製品が店頭に並んでいます。新製品は、例年9月頃から発売され11月頃までには出そろい、乾燥のピークを迎える年明けには人気製品が売り切れということも。お気に入りの製品を手に入れたいなら、早めに製品チェックを!

家電のプロが教える! 機能、コスト…自分にぴったりの加湿器の選び方とチェックポイント

自分に合うのはどのタイプ?知っておきたい加湿器3種類の長所と短所

1.スチームファン式(加熱式)
ヒーターで水を加熱し、沸騰させて蒸気に変える方式。やかんでお湯を沸かすのと同じ原理で、水を加熱するので衛生的なこと、加湿の立ち上がりが早いことが長所。一方、ミネラル分が水アカとして内部に貯まり、こまめな手入れが必要なのが短所。消費電力が比較的大きい(200~500W程度)ので、短時間で加湿したい人におすすめです。

2.気化式
気化式の中にもさらにタイプは2つあります。ひとつ目「ヒーターレスファン式」は、水を含んだフィルターにファンで風を送り気化させる方式。水に濡らしたバスタオルを使い加湿するイメージです。吹きだし口が熱くならないことが長所ですが、逆に吹き出す風が冷たく寒いと感じることも。加湿スピードが遅く、送風のみで消費電力が少ない(3~20W程度)ため、長時間使う人におすすめです。

ふたつ目「温風気化式(気化×ヒーターのハイブリッド)」は、気化式の進化系。湿度が低い時はヒーターを入れ「温風」をあてて加湿量を多くし、湿度が安定したらヒーターを切り「送風」で加湿を一定に保つタイプ。消費電力は気化式より大きいがスチーム式より小さく、加湿のパワーも両者の中間。機能とコストのバランスがよい加湿方式です。省エネしたいが、加湿スピードも必要という人におすすめ。

3.超音波式
超音波式の中でも「スタンダードタイプ」は、水に超音波を当てることで微粒子にし、それをファンで送りだす方式で、霧吹きのようなイメージ。加湿装置がコンパクトなので小型でデザインがきれいなものが多いこと、消費電力が少ないことが長所。タンク内の水を直接ミストにして吹きすので、水の清潔維持に気を使うこと、水分中のカルキも空中に放出されるので、壁や家具が白くなりがちなことが短所。デザイン重視でお手入れが苦にならない人におすすめです。

一方「加熱超音波式(超音波×ヒーターのハイブリッド)」は、超音波式にヒーターを搭載したタイプ。乾燥時はヒーターで加湿パワーを高め、湿度が安定すると超音波のみに切り替わり、超音波の弱点をカバーしています。

大きさ、機能、コストは?加湿器を選ぶときにチェックしたいポイント

※加湿能力と適応床面積の一覧
※100ml/h以下の製品は、デスク周りのような個人用として使うことを想定しています。

加湿器を選ぶ時に確認すべき項目です。用語の意味とともに気をつけるポイント整理しましたので、参考にしてください。

【加湿能力と適応床面積】
加湿器は、部屋の大きさに合ったモノを選ぶことが大事。大きすぎると過加湿になり結露の原因にも。加湿能力と床面積のガイドラインがありますので、参考にしてください。

「加湿能力」とは、室温20℃・湿度30%の時1時間あたり何リットルの水蒸気を出すかを「ml/h」で表します。この数字が大きいと能力が高く、より広い部屋をカバーできると考えてください。「適応床面積」とは、室温20℃において、湿度60%を維持できる部屋の大きさの目安を表示しています。

家電のプロが教える! 機能、コスト…自分にぴったりの加湿器の選び方とチェックポイント

※加湿能力と適応床面積の一覧
※100ml/h以下の製品は、デスク周りのような個人用として使うことを想定しています。

【サイズ】
加湿器は意外と大きいもの。置くスペースや持ち運びも考慮して選びましょう。また、加湿器は季節家電となるため、使わない季節は収納場所も必要となることも忘れずに。ペットボトルでも使用可能となっている製品や、コップに挿せばミストが出るタイプなど、価格も安く便利で手軽なタイプが多々あります。

【機能】
便利機能はその個性を踏まえた上で、リビング用・寝室用・赤ちゃんのいる部屋など、どこで使うか?使用する時間の長さなど、目的に応じて必要な機能を確認しておきましょう。

最適な湿度を維持する「自動」モードの他、高めの湿度をキープする「うるおい」モード、運転音控えめの「消音」モード、省エネ運転をする「節電」モードなど、複数の「運転モード」があります。必要に応じて選択したいところです。「タイマー機能 」も確認したいポイント。大半の製品は就寝後に電源が切れる「切タイマー」が主流。機種によっては「入タイマー」もあり、朝起きた時から快適な湿度にしたい人はチェックしてみてください。

「ハンドル付きタイプ 」は本体が持ち運びしやすいため、1台で居間・寝室・和室と、あちこちの部屋で使いたい時などに便利。女性には、「アロマ対応」の機種が人気。好みのアロマがセットでき、加湿の蒸気と一緒に香りが部屋に広がります。

家電のプロが教える! 機能、コスト…自分にぴったりの加湿器の選び方とチェックポイント

【コスト】
必要なコストは「本体価格・電気代・メンテナンス」の3つ。使用する上で必要となるランニングコストも考慮に入れることを忘れずに確認することが必要です。「本体価格」は千円台のものから7万円前後のものまで幅広くありますが、1~2万円台がボリュームゾーン。

「電気代」は、加湿方式によって異なります。1日8時間使用した場合、気化式・超音波式は1ヶ月100円程度で済むものもありますが、ヒーター式では3千円前後にもなる機種もあります。購入時は、必ず消費電力量を確認しておきましょう。

見落としがちなのが「メンテナンスコスト」。大半の加湿器には「フィルター」がついています。最近は交換不要のフィルターも増えていますが、交換の目安期間と価格を確認することも忘れずに。

「使い勝手」や「お手入れのしやすさ」もしっかりと吟味したい

加湿器は“給水”をしなくてはなりません。毎日のことなので、給水タンクの使い勝手や付属部品のお手入れについても、十分確認しておきましょう。

まずは「タンクの大きさ」をチェック。大半の製品は加湿パワーに応じてタンクの容量も大きくなっていますが、給水タンクの容量もさまざまです。タンク容量が大きい方が給水の手間が省けますが、給水タンクが大きいと満水時は重くなりますので、水を入れる時の手間や加湿器本体の移動など含め、満水時の重さを考慮してください。

タンクへの給水は頻繁に行うので、「タンクの着脱」のしやすさは重要。店頭で実際に試すことをおすすめします。意外に見落としがちなのが「タンクの給水方法」。タンクが縦長タイプだと、洗面所などで蛇口の下に入らない場合があります。給水場所を考慮して使いやすいものを選びましょう。

「タンクの持ち運び」は重労働。水を入れた状態だと、2Lなら2kg・4Lなら4kgと、非常に重くなります。水道が近くにない場合、持ち運ぶには持ち手付きのタンクが便利。持ち運ぶ時に水が垂れないかも、要チェックです。

「タンクの手入れ」がしやすいかどうかも確認しましょう。給水口が小さいと、タンクの中をごしごし洗うことはできません。ぬめり防止がされているものがおすすめです。より衛生的に保ちたいという人は、タンクの中に手が入って洗えるタイプを。「タンクの残水量確認」の方法もいろいろ。外から見て水の減り具合が見える、給水サインが出るなど、自分にとって便利なタイプを見つけましょう。

家電のプロが教える! 機能、コスト…自分にぴったりの加湿器の選び方とチェックポイント

フィルターのお手入れについても、加湿方式によって異なります。フィルター交換の有無・使用期間・着脱のしやすさなどを確認しましょう。交換不要のフィルターが増えていますが、手入れは必要です。フィルターの素材により洗いやすさも異なります。店頭で実物を確認しておきましょう。

フィルター以外に、蒸発皿や吹きだし口などのパーツも定期的なお手入れが必要。掃除がしやすいかなど、確認しておきましょう。

以上、お手入れは日々の水替えだけでなく、定期的なフルメンテナンスも必要となります。そのためにも、できるだけ簡単な構造で扱いやすいものがベストといえますね。ぜひ、厳しい目でチェックしましょう。

   

(著者プロフィール)戸井田 園子さん
著者
All About家電ガイド。大手プレハブメーカーでインテリアコーディネートを担当し、インテリア研究所を経て商品企画部へ。そのとき身に付けた性能・デザイン・価格などをトータルに比較し、商品の優劣を見極める技術をもとに、独立してフリーに。現在はインテリア&家電コーディネーターとして活動中。