講演は昨年に続き、三上 彰貴子氏（薬剤師、AllAbout「薬剤師／薬」ガイド）を招き、OTC医薬品やセルフメディケーションに関する基本的な知識をクイズも交えて楽しくご講演いただきました。

まず「セルフメディケーション」にとって大事なのが自然治癒力を高めること。必要に応じて薬を使うことも必要ですが、まずは自分の体の自然治癒力を高めることが大事です。自然治癒力を高めるためには「食事」「睡眠」「適度な運動」をケアし、なるべく規則正しい生活を心がけることが大事です。

そして、軽い病気やけがの症状を和らげるために市販の薬を服用することの重要性について詳しくご説明いただきました。

セルフメディケーションとは自分で予防や健康を管理したり、自分で軽い病気やけがの症状を和らげたり、市販の薬などで治そうとすること。

身近なセルフメディケーションの事例として、比較的軽いと考えられる疾患も具体的にご説明いただきました。

市販薬で数日様子を見て症状が変わらない、または悪化するような場合は医師に相談しましょう。過去に胃腸の不具合に市販薬を服用し続けたが症状が改善されず、受診したところ「心筋梗塞」であったという薬剤師の知人から話を聞いたことがあります。

OTC医薬品（市販薬）を使用する際は、説明書（添付文書）の「使用上の注意」を読むことが重要です。説明書には、薬の使い方や注意が記載されていますので、薬を使っている間は保存しておきましょう。

見るポイントとしては、「使用上の注意」「用法・用量（使い方・使う量）」風邪薬、痛み止めなど小児が飲めない薬もあります「成分（アレルギーのあった成分はないか）」が挙げられます。

毎回ご好評いただいている「薬の使い方に関する〇×クイズ」を今回も実施。その中から一部をご紹介いたします。

最後に三上さまより、参加されたみなさまに向けて…

「薬は説明書を読んで正しく服用してくださいね。間違った使い方で何か起こった場合には、『副作用救済制度』の対象外になってしまいます。」

講演終了後はOTC製薬企業から自社製品についてプレゼンテーションがありました。